2022年4月13日水曜日

2022年4月12日火曜日

先週地方に住む弟がコロナの検査が陽性だったと連絡があった。自宅で隔離生活を送っているらしい。弟は子ども二人とウチの両親と一緒に暮らしているので家庭内感染も時間の問題だなと思っていたら、案の定弟の感染がわかってから五日目の今朝方、「家族全員陽性反応出ました」と連絡が来た。

幸い全員発熱程度で済んでいるので言えることだけども、最初に弟がコロナにかかって熱で寝込んでいた時の五日間は家の中の導線を分断したりアルコール消毒したり風呂の水を替えたり、誰が家の中の何を触ったかなどいちいち気を遣ってピリピリしてたみたいだけど、家族全員陽性になってしまってからは家の中の全ての行動に迷いや判断することがなくなり、明らかにストレスフリーの空気を纏ったメッセージと家族全員でカレーを食べてるとの写真がラインで届いた。懐かしの「大皿に盛られたサラダ」。

なんだか藤子不二雄の『流血鬼』を思い出して不思議な感覚になった。
(姪っ子二人は入学&新学期早々学校に行けなくてちょっと可哀想だけどね)

2022年4月3日日曜日

2022年4月2日土曜日

 昨日ついに、五十年以上やってるという近所の花屋さんがなくなった。

花を買う時にはどんだけメジャーな花でも必ず店主の方から名前をさらっと言ってくれて、花の名前を知らないこと覚えられないことに対して決して否定的ではなくて、ものすごくたまにでも「花を飾ってみようかな…」と沸く気持ちを暖かく迎えてくれる花屋さんだった。あとラッピングペーパーなども今っぽすぎないのが好みだった。

思えばここしばらく、たしか三年前には自分の好きなアーティストも米で御用達の個人商店がなくなって、二年前には話がめちゃくちゃ長い世の中への恨み節が炸裂してるおじちゃんが営む文具屋さんがなくなって(消しゴム1個買うだけでも1時間半つかまった)、去年はリボンを購入する時にジェスチャーも交えて1mだって言ってるのに8mで切ってお会計してくれる耳の遠いおじいさんがやってる手芸屋さんがなくなった。

どのお店も所詮私は年に二度ほども行くか行かないかのお店だったし、寂しさを抱く資格はない上に変化していくものに寂しいと思うのも野暮かなと思っているけれど、切ないのはそんなお店たちが無くなっても、私には米も文具もリボンも花も買えるところは他にもたくさんあるということだ。東京だし。その跡地に建ったマンションも居抜きで入った薬局も保険屋も小洒落たカフェも既にたくさんあるけどね。

2022年4月1日金曜日